moon

Diary of C

好きなこと ワインを飲むこと、踊ること、絵を描くこと

夏至を越えて。 7月。

6月21日の夏至を過ぎて7月に入りました。

 

太陽は蟹座にあり、

月は蟹座新月に向けて、その姿を夜空に埋めていきます。

 

今、水の星座にたくさんの惑星が集まり
感情的になりやすいムードの高まりを現しているよう。

 

蟹座は「感情」を司る星座。


硬い殻の中には、傷つきやすくやく柔らかい肉を抱えています。

 

クールに合理的に思考をしたくても
感情を抑えられない、そんな雰囲気。

 

感情的になることは良しとされないような現代ですが
それを外に出さないと始まらないこともあります。

 

本当の姿や感情を見せてはじめて前に進むことが始まります。

 

 ただ、感情に囚われてしまうことは危険で、

囚われてしまうと前に進めなくなってしまいます。

 

 受け流すこと。

これは、自分のコンディションが良ければできるかもしれませんが

問題やアクシデントに直面したらそう簡単には、できないのが常。

 

 受け流そうとすればするほど、どんどん肥大していく。

 

 何かによって、傷ついたり、心が痛むんだり、悲しいことが起きたら

それは、怪我をしたのと同じ。

 

 怪我したことをなかったことにはできず、

 怪我を放置すれば、よっぽど耐性がない限り怪我は悪化して行きます。

 

 傷ついた感情を抑えて生きてくことは、怪我していることを隠して生きていくようなことになりかねません。

 

 怪我を治していくには、自分にも他者にも、怪我をしていることを知ってもらうほかないのです。

 

 夏至を迎え、太陽は蟹座に。

 

 蟹は内側に揺らぐ感情を抱え、硬い殻でそれを覆っています。

 

 2021年の「変容」のエネルギーは、その殻を一度 壊すような力を持っており

先月、月蝕、日食、夏至にかけて

2021年を初頭から、こう行こうと決めていたようなものを一度壊されるというような経験を

した方もいらっしゃったのかもしれません。

 

 一方、自ら自分の殻を破り、進んできた方にとっては何かが始まるタイミング。

 

 殻を破った後、剥き出しになった内側の自分、曝け出されたものは、

とても危うい状態にはありますが、その状態だからこそ、自分自身を書き換えることができる。

また、殻ができるまでに、自分を新しく作り変えることができる。

 

 蟹座は無意識領域を表すエリア。

現実を創っているのは無意識だと言いますが、意識できないからこそ

自分の思い込みに気づくことは難しいですよね。

 

 自分が「これが現実です」と無意識に信じているものが

現実に現れ続け、現実を作る。

 

 なかなかその、「現実」から出ることは難しく、そこが

1番安心する「居場所」になってしまいますが、

 

 問題や、アクシデント、抑えられない感情は、その現実から

目を醒ましてくれる救世主でもあるのです。

 

 問題も、アクシデントも自分自身が生み出してるなんて到底、思えませんが

それが事実だとしたら・・・。

 

 映写機に映された映像に向かって、泣いたり、怒ったりしているだけで、

本体を変えなければ、その状況が変わることがない。

 

 もう、こんな映像見たくない、そう心の底から思えた時

人は、今まで目をやらなかったものに意識を向ける。

 

 6月に起きた、月蝕、日食のエネルギーは

深層部分に光をあて、そのことに気づかせ、普段奥底にあるものを浮上させてくれました。

 

 今、抱えている感情が喜びであれ、怒りであれ、悲しみであれ、憂いであれ

2021年の後半を創り出す鍵の場所を教えてくれています。

 

 今、表面化したものを、吟味して

自分にとって必要なものを、選んでいく時間。

 

 秋分までは、ベクトルが違うようなエネルギーが混ざり合うので

目が回りそうになることもあるかもしれませんが、

自分にとって大切なもの、必要なものにフォーカスしてください。

 

 ネガティブな感情に囚われた時は、「気のせい」に。

 

 「こうじゃなければいけない」「元来、こういうのが正しい」という思い込みは、

これなで殻となり、守ってくれてくれましたが、

これからは、足枷になってしまうこともあります。

 

 「風の時代」と称される言葉が持つ、スピード感、軽さ、解放、時空を越える

そんなポジティブな部分とは裏腹に、これまで守ってくれていた感情を手放す不安、恐れも

同時に存在しています。

 

 例えば、これまでの恩、義理を果たす、役目を果たす、これらは

関係性を強靭にするような力のある言葉でしたが

ある種、何かを縛ってまう面を持っています。

 

 能力がある者が飛び級することが出てくると、

自身の能力のなさをまざまざと感じることにも繋がるので

自由自在に生きる人が認められない というような感情を生み出したりもします。

 

 家族だから、親だから、夫婦だから、親友だから、長く働いた会社だから、

苦楽を共にしてきたからこんなに時間をともにしてきたから、という想いは

自らも相手も縛ると同時に、これまでは安心感や、安定感をくれたのかもしれません。

 

 相手の「個」を認めること。

心があるからこそ、なかなかできず、痛みや寂しさを伴うことでしょう。

 

 この世界を守り、先導してきた価値観が変わる時。

 

 ただ、単純に「解放された」「自由になった」「自分らしく生きれる!」

と手放しで感じることができる方は少数でしょう。

 

 少しずつ、少しずつ、自分の感情と向き合い、そして一つずつ

手放していく。  

 

 毎月の新月満月。

満ち欠けする月は、寄り添い、魂の成長を見守ってくれています。

 

 7月10日、蟹座にて新月を迎えます。

古い自分を脱ぎ捨て、新しく生まれ変わる。

そんな魂を応援してくれる新月となりそうです。

 

 新月については、また。

 

 7月は、前半は、ムーディーな雰囲気がありますが後半になるとエネルギッシュなカラーになってきます。

後半までに、表面化した感情と向き合い、昇華させそして、残った「エッセンス」を使い、自分自身を自由に表現していく

そんなイメージで過ごされるといいかと思います。

 

 素敵な7月になりますように。