12月15日今年最後の新月。
AM1時16分 射手座にて皆既日食を迎えます。
ドラマで例えると、毎月の新月がエピソードなら
シーズンが変わると言うような感じでしょうか。
それにプラスして12月22日には冬至と木星、土星の会合が起き
20年サイクルの新しいステージへの移行が起きると言うこともあり
今回の皆既日食は終わりと始まりの大きなサイクルの始まりを告げる
かなり大きな節目となる新月と言えるかと思います。
今、はっきりと分からなくても
10年先を見据えた将来のヴィジョンをイメージするということが今回の新月のエネルギー。
射手座サインは
冒険、探求のサイン
そして
飛躍のサインである射手座。
ヘレンケラーが突如「水」を理解した瞬間のように
突然何かがはじけて、次のレベルに一瞬で到達するというような力を秘めています。
この1年間、自分と向き合い、道を模索してきた人にとっては
新しい自分にバージョンアップするようなタイミングとなるかと思います。
射手座は可能性のエリア。
あなたが行きたいならば、どこまでも遠くへ連れていきましょうというメッセージを備えています。
今回の新月では火星も調和の角度をとり
パラダイムシフトを牽引します。
社会、価値観、認識いう大きな枠組みを根本的に転換させていきます。
射手座は「探求」のエリア。
全てを明らかにしていくエリア。
まるで、土足で踏み込む、一見乱暴なアクションが
一石を投じて停滞していたものを前に進めるように
射手座は、大胆に前へ前へと旅を進めていきます。
この新月から年末に向けて空では大きなイベントがたくさん用意されています
まず16日には金星が射手座へ。
21日に太陽と水星が手を結ぶように同時に山羊座へ。
そして
12月30日は今年最後の満月。
「世界の情勢地図が塗り変わる」
「反転する世界」と予言めいたことが言われていた2020年も終わりを迎えようとしています。
正しくは2020年は「反転」を告知する年であり
2021年から大きく変わり出すと言ったほうがいいかもしれません。
新しい時代のマインドにバージョンアップするために意識の変化が促された2020 年。
気付いたらもう前の自分ではなくなっている
そして、属するコミュニティが変わった
人間関係がこの1年を通して変わったと
以前まで価値を感じていたことに価値を感じなくなったなど
様々な変化を促した1年。
世界が透明化していく最中、それを望んでいたに関わらず
どこか心許なく感じ、不安を覚えるようなことも同時に体験していく今、
2020年6月夏至のあたりから繰り返し繰り返し、届けられていた
「自分軸をしっかり持ってください」というメッセージの意味がはっきりと浮かびあがっているように感じます。
新月は太陽と月が地球から見て重なることにより起こる現象で
物質と精神が重なり合うタイミング。
満月が不必要なものが浮かび上がりそれと対峙する時間ならば
新月は、外側に見ていたものを内側に吸収するような時間。
それ故、新月も、満月もしんどさを感じる方もいれば、
自身の進化を感じる方もいらっしゃると思います。
外側に見ていたものを吸収した時、それが自身にとって必要なものであれば
血となり肉となり、一体化しアップデートしますが
それが不必要だった場合は、拒絶反応や炎症のようなものを起こします
感情で言えば、怒りであったり、悲しみであったり・・・
星の運行、月の満ち欠けに人は支配されているわけではなく
お互いがお互いのリズムを刻み、そして時に交差して、
それに人が意味を見出して物語を刻んでいく。
月の満ち欠けは心身の浄化システムカレンダーのようなもの。
普段置き去りにしてしまう心身を見つ直すことができる貴重なタイミング。
28日という周期の中で新陳代謝を繰り返し、
うまく剥がれなければそこは厚くなっていき「感じる」能力が徐々に弱まり
物質、目に見えるものしか見えなくなる。
それは、まるで動作の重いPCのようで、半分眠っているような状態に近いのかもしれません。
反対に、新陳代謝が機能すれば
「感じる」センサーがきちんと磨かれ
現実に起きてくることを、自身で把握しコントロールできるようになる。
処理もスムーズで、新しいバージョンにアップデートでき
変化にも柔軟に対応できる、
きちんと目が覚めている状態。
新月、満月は、自身を客観的に見つめる時間として捉えて頂ければいいかと思います。
通常の新月と比べ非常に大きな節目となります。
新しい世界、ビジョン、目的地を確認できるようなことが
起きてくるでしょう。
自分にとって何が大切かを見極め、新しい扉を開くタイミングとなる射手座新月。
何もないという方も、よく目を凝らしてみてください。
必ず、突破口に繋がる鍵が見つかるはずです。
潔さを伴い、つぎのステージに飛躍する新月。
素敵な新月をお過ごしください。
