4月27日 12時31分蠍座にて満月を迎えます。
現在、不動宮である牡牛座に 太陽、天王星、水星が集まっています。
そして その牡牛座の反対側に位置する不動宮である蠍座にて迎える満月。
再生と破壊の星、冥王星。
何かを変容させようとする力で満ち満ちています。
深い眠りについていたものが目覚めるような、神秘的で荘厳な今回の満月。
2021年の中でも、トップ3に入る重要な満月となります。
手放し、完了、飽和のエネルギーを表す満月が
12星座の中で最も、吸引力、秘める力の強い蠍座にて起きる。
満月は、外へ、外へと開放させる力を持ち
蠍座は、深く深く内側に引き込んでいく力を持つ。
満月は月と太陽が向き合うタイミング。
真正面にある太陽が月を照らし、魂、心を炙り出す。
奥深くに閉じ込めていたもの、深い眠りについていたものに光が当たり
表面に浮上し、目を覚ます。
蠍座を象徴する言葉「I desire」 私は欲する。
蠍座は人によっては ミステリアスで少しダークな印象を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが
「蠍」の持つ毒や地を這うようというような生態が、連想させてしまうのかもしれませんね。
実は、西洋神秘学では蠍座は鷲として表現されていました。
空を自由に飛び回る鷲と地を這う、毒を持つ蠍は
どちらも同じ魂を持つとされています。
蠍は空を自由に飛ぶ回る鷲に憧れを抱きますが、実はそれは自分の姿。
自分が「鷲」だと気づいた瞬間に蠍は、鷲へと姿を変える。
変容の満月。
誰かに対して「憧れ」を感じる時、その背面で起きている心の動きは
「手に入れたい」という衝動。
憧れと嫉妬は背中合わせのような関係で、羨望という字の通り
誰かに羨望の眼差しを受けることは同時に「羨ましい」という、欠乏感を生み出すことにつながります。
でも、実は憧れていた対象が自分自身だとしたら・・・。
何度も繰り返しになりますが、2020年、2021年は今世紀最大の変化の年。
その中で起きる蠍座の満月は、これ以上ない「変容」の時間。
去年の蠍座満月付近で炙り出されたものと対峙し、12回の満月で一つ一つ手放し
そして今回の「蠍座満月」にて蠍が鷲に姿を変えるように、「執着」を手放し昇華する。
鎖を解き、自らを解放する。
太陽には「変革の星」天王星が寄り添い、
満月には「破壊と再生」の冥王星が寄り添い
見えない鎖を溶かしています。
中には、ここ最近自分が自分ではないような不思議な感覚を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
以前までに興味があったものに執着がなくなり、「何か」を証明する必要も、求める必要もない。
必要なものが、向こうからやってくる。
心の声が大きくなる。
それは、風の時代の本質。
まだまだ、目の前のことに忙しいという方も、今回の満月の変容のパワーを
上手に使われるといいかと思います。
無理に手放そうとしなくても、今回の満月は、不思議と力が抜けて
執着や思い込みを自然に手放すことができそうな配置。
周りがどれだけ、騒がしくても意識を月や天体に合わせて見てください。
重たい地上のエネルギーから解き放たれ、自由に飛び回る鷲のように
物事を俯瞰できるようになり、周りの状況を冷静に見渡すことができます。
そして、次の一歩はどちらの方向に進んだらいいかが、「見える」。
全ての人に宿る「目に見えないものを捉える力」。
この力を、蠍座満月の光は呼び覚まします。
そして、記憶に刻まれた「錆」を溶かし あなたに自由を与えてくれるでしょう。
翌日 逆行を始める「冥王星」とともに再生の準備へと、天体時計の針は時間を進めていきます。
それでは、素敵な満月をお過ごしください。
次の新月までの過ごし方
感謝と手放し
エーテル体の結晶化する力がマックスに
11月15日
秘めたものが浮かび上がる時間
地と水 受容力
落ち着いた雰囲気
一旦落ち着きを取り戻す
冥王星の逆行
冥界 魂の世界 自分のヴィジョン
月の光を浴びる静かな湖
湖面を横切って輝く月
身の周りで起こることを俯瞰して静かに見守ること
心を鎮めて湖のような状態にすること
知りたいもの探したいものがある時自分から自ら対象に飛び込んだりしないで
関心を向けたまま静かに待っていると
やがて心の深層から特別な印象がふつふつと湧き出してくる
真正面にある太陽に魂を炙り出されるような満月
1人の時間
何か行動を起こさなければ状況が変化しないと思うのは幻想。
万物流転