1年をかけて12星座を旅する太陽。
3月20日、春分点にてRe:birth 再生した太陽は新たな旅を始めました。
そして4月、
全天体順行という追い風の中、「威勢」を纏った太陽は世界中に「進行」の魔法をかけたようです。
3月から4月は12のサイクルで言えば、
「終わり」と「始まり」。
誰かにとっての始まりは、誰かにとっての終わり。
そして、反対に、誰かにとっての終わりは、誰かにとっての始まり。
舞台で演じられる物語のように、プログラムがあり、
開演とエンディングがはっきりと見えたならもっとスムーズにもっと気楽に、未来を信頼して前に進めるのかもしれません。
でも、実際には「終わりの見えない日々」がそっと近づき、いつしか物語は新しい章へと移行している。
不安と期待が入り混じり、先が見えない中で
日々を過ごす中で、太陽がくれる12のサイクル。
月の満ち欠けを意識すると「自分時間」が浮かびあがってきます。
12のサイクルで言えば、4月20日
太陽は牡羊座から牡牛座に移動しました。
牡羊座が始まりを知らせる季節だとするならば、
牡牛座は、始まりのエネルギーを落ち着かせていくような季節。
新しい環境に自分をなじませていくようなそんな季節。
リバース(再誕生)、アップデートした自分を
世界に馴染ませていく、そんな時間。
牡牛座は、地の星座、不動宮で女性性を表します。
ゆっくりと地に根を張り、こう在りたい自分を
現実の生活の中で体現しながら、具現化していく。
「I have」 私は持っている。
牡牛座を象徴する言葉。
牡牛座と対応する第2ハウスは、才能、収入、身体、
「自身」に付随する物を表すとされています。
豊かさを外に求めてしまう時、この「I have」という言葉を思い出してほしいと
牡牛座は伝えます。
あなたが持っている物、それが全て。
身体も、環境も、才能もそれがギフト。
来週には太陽が滞在する牡牛座の反対側のサイン、蠍座で満月が起き
次の日には再生と破壊の神 プルートが逆行を始めます。
天界の時間は塗り替えられ、あなたを取り巻く世界の空気も変わっていくでしょう。
全ての人が同じ世界にいる というのは幻想で実はいくつもの層が重なり、「今」がある。
瞬間、瞬間で自分がいる層が変わります。
その中で、奇跡と呼ばれるもの、シンクロニシティが起きていきます。
スピリチュアルな話になってしまいましたが、今は、海王星魚座時代と呼ばれ
2011年から2025年の期間、「夢」「幻想」「魂」「目に見えないもの」を司る海王星が
1番力を発揮できる「魚座」に鎮座し、そのパワーを使い、
太古からの叡智を呼び覚ましている、そんな風に捉えらえています。
現実世界でも、宇宙に関して様々なことが解明され、
人間の「意識」が世界を作っているということが説かれています。
ただ、身体が体験するリアリティの方が、鮮明で、そして命に直結するので
「思考」や「魂」は蔑ろにされてしまうのが、常かなと思います。
今までは、目に見える物と目に見えない物の間には「厚い壁」がありましたが
全ての境界線を消す海王星のパワーにより、その壁が溶けている。
私たちは目に見えないものを個人個人で捉えていかなかればいけない
時間に入ったようです。
例えば「ウィルス」も目に見えないもの。
目に見えたら、対策も、対処もずっと簡単でしょう。
今回の件に関しても、個人個人に「在り方」が問われています。
27日の起こる蠍座の満月は、かつてないほどの配置。
「霊力」を呼び覚ますような、神秘的で厳かな時間となることでしょう。
満月については、また詳しく書きますね。
牡牛座太陽の時間は4/20〜5/20まで。
自分の持っているものに目を向け、そして地上深くまでしっかりと根を
張らし、変化の2021年の準備をしていくに大切な時間となります。