2020年 10月10 日。
0が並び、バランスされた日付。
そして、天秤座の季節で洗練していくというプロセスの中で迎えた今日。
太陽は天秤座の真ん中あたりに旅を進め
月は蟹座にて下弦の月。
新月まであと7日。
台風を懸念して、今日開催予定だった講座も見送りましたが
暴風警報は出ているものの 嵐は過ぎて、静かな朝を迎えました。
日曜日に冥王星が逆行から順行に進路を変え
私自身は 久々に内側から揺るがされるような時間となりましたがどうだったでしょうか?
10 月に入り2020年も残すところ3ケ月を切りました。
今年最大のターニングポイント グレードコンジャンクションまであと73日。
9月秋分の日を過ぎた辺りから、時間の流れがどんどん加速しているのを感じている方も
多いかもしれません。
点在していた、点がどんどん結ばれ
張られていた伏線が回収されていく時間。
急な予定変更や、キャンセルも起きてきたりするかもしれませんが
受け流すようにするといいかと思います。
時間が加速しているという感覚はないし、霧の中のようだという方は
身の周りで起きる小さな変化に意識を向けてみてください。
意識することで、そこがスイッチのようになり、その後連鎖が起きてくるかと思います。
今、いる状況が心地良いなと感じているのであれば、そのままで
周りでどんなことが起きても自分に意識を集中してください。
4月26日から逆行していた冥王星が10 月4日に順行に転じました。
約5ケ月かけて 浮き彫りにされてきた「破壊すべき物」。
ここからは、新しくアップデートするために後片付けをしながら
急ピッチで前に進んで行くという相反することを同時進行でしていくような時間になります。
物事を縮小したい、枠に収めたい、安全なところにいたい、変化したくない 今ある物を守りたいという面と
拡大したい、アップデートしたい、未知の世界に行きたい、真新しく生まれ変わりたいという面が
混在したような状況になるので揺らぎやすい状態でもあります。
この二つをブレンドしていく力が強まる中で、破壊と再生が起きていくので
確かに平坦な道ではないですが、うまくコントロールするために
起こることを映画を見ているように、客観的に眺めるといいかと思います。
内側にある矛盾を受け入れる覚悟を試されるようなことが起きるかもしれません。
光と闇に集約される二元性を内側に許可していくということは、つまり
周りの状況や人に対して「判断」することを手放していくということ。
批判をしないということはできても、なかなか「判断」するのをやめるのは難しいことだなと
自分自身思います。
「判断」とは物事の真偽、善悪などを見極め、それについて自分の考えを見定めること。
仕事の中でを求められる「判断」と
日常の中で、出来事や人に対して「判断」は違い
論理的な思考に基づいて下される「判断」は物事を進めていく上で必要不可欠ですが
感情や個人の思想に基づいた「判断」は手放していきましょうという話です。
ジャッチを手放すことは、最終的に自分自身を自由にする。
アストレイアが持つ天秤は、「ジャッチメント」の象徴でもありますが
何かを量るためにある天秤は、量る物がなくなった世界を謳ってもいるとも考えられるわけです。
何かを判断し続けるということは
自分に制限をつけたり抵抗して自分に許可を出さないことに繋がります。
それは洗練され軽いエネルギーとは程遠く
自分自身を檻に閉じ込めてしまうことに繋がります。
自分自身が目を醒ますこと
自分自身が豊かになることを許可すること。
地の時代から風の時代に変わる今
4月26日から逆行していた冥王星はこの4ケ月間に
無意識に抱え込んでいた「思い込み」や
押さえ込んでいた「感情」を破壊し続けてくれたようです。
内側で音もなく行われていた「破壊」。
再生と破壊はいつも同時に起きています。
無意識にあった物が、意識されたときに初めて「見える」ということが起き
人は、そこを出来事と認識します。
いつも自分自身の心が満たされているかどうか
楽しく軽やかに、そして エレガントに。
天秤座は、すべての人の中にある「調和」の記憶を呼び覚ましていきます。
7日後の17日に天秤座で新月を迎えます。
新月に向かう月は、人々の中にある必要のない「判断」の昇華をサポートしてくれるでしょう。
晴れた日の夜には、月を見上げて見てください。