9月2日 pm2時22分 魚座にて満月を迎えます。
9月1日の夜空 もうすっかり満月に近い月が浮かんでいました。
8月 揺らぐような時間の中で濾過が進み
針の目を通過し9月。
そして 魚座満月。
星の世界では、「今世紀最大の浄化の満月」「250年にわたる地の時代の浄化」
などと表現されています。
浄化の意味も様々に捉えられるかと思いますが
星たちの言葉は、外側の世界や現実に向けて発せられるのではなく
私たち一人一人に向けて発せられています。
魚座は目に見えないものを扱うサイン。
例えばそれは、「愛」や「インスピレーション」「シンパシー」「霊的」と呼ばれるものたち。
それらは実態がなく、目に見えるものに比重をおく現代社会では
幻想のように扱われてしまい、隅に追いやられるか
嘲りに対象となることも少なくありません。
日常的でなく、リアリティがない淡い魚座の世界。
くっきりと輪郭を持つ世界では、泡のように消えてしまう。
心理占星術では
12星座が持つ性質は、人の深層心理にある原型を象徴しているとしていて
魚座の性質というものも、例外ではなくすべての人に宿るとされています。
魚座は12星座も最後の星座である全てを海のように飲み込む星座。
全てが一つになるエリア。
「私はあなた」「あなたは私」。
一体となった魂は、また再び「自分」に出会うために
現実世界に飛び込みます。
そしてまた牡羊座から12星座を回る旅が始まる。
占星術にはそんなサイクルの哲学があるのです。
ピュアであり、時に狂気が存在します。
全てのものを愛すという裏側には
誰も愛さないという世界が生まれます。
優しさが刃になるように
魚座の曖昧さは、音もなく何かを壊す事さえあります。
それでも、そこには「純粋」な意思が存在するのです。
魚座の純粋さも 善悪という振るいにかけられた時に
「悪」にされてしまうこともあるのが現代社会。
なぜなら それは目に見えず 人を脅かすものになるからです。
実体がないものを人は怖がり
名がないものを人は不信に思います。
でも、真実というものはどこにもなく
もし それがあるとしたら 想いの中であり
誰も手で触れる事さえできないのです。
「私は信じる」「私は夢みる」
という言葉を持っています。
この世界では 危うさでしかない言葉かもしれません。
それども、全ての人の心の1番柔らかい部分に この言葉が宿っていて
魚座の満月は、そこに光を当てていきます。
それだけ信じているか
どれだけ愛しているか
それだけ 夢を見るか
その対象は 自分自身で、
もし人を信じられないのであれば あなた自身を信じていないという事であり
もし、人を愛せない 愛し方がわからないのであれば、自分自身を愛していないという事であり
もし、夢を見れないのであれば、自分自身を檻に閉じ込めているかもしれません。
魚座の満月は、傷を癒す力、夢を現実化する力、浄化する力を宿しています。
しまい込んだ過去や過去生の心の傷を癒すほどの強い満月です。
その癒しが起きるとき、長年（DNAに刻まれた記憶）抑え込んできた感情が浮上しますので
精神的に辛いかもしれませんが
それは、魂のレベルでは「心から待ち望んだ解放の瞬間」となります。
そして
魚座は夢を見るだけではなく それを現実化していくパワーに満ちたエリアです。
SF映画、魔法の世界を題材として映画は世界的に愛されていますが
それは、私たちの中にある世界を投影しているに過ぎません。
まるで、夢のような世界、非現実的として、切り離していますが
実は、誰もが自分の人生にそれらを出現させることができる
と言ったら信じられるでしょうか？
「現実的に生きなさい」「現実を見さない」という言葉も魔法のように
あなた自身を縛っています。
今回 魚座で起きる満月は すべての人に降り注ぎます。
今回の満月は、人々が現実だと、常識だと思い込んでいることを音もなく
飲み込みます。
そして、奥底の傷を癒し
忘れかけた夢を想い出させ
世界を信じる心を目覚めさせてくれる事でしょう。
本当に手放したいものは 一見 1番手番したくないものに見える
魚座の満月は、優しくその手を離すように あなたを照らす事でしょう。
