84月11日から、射手座で逆行していた木星が
今日8月11日に順行へと戻ります
木星が、反対を向いて進んでいたのが、
くるりと正面を向いて歩き出すという動きをするわけではなくて
地球からみて、天体が逆に動いているように見えるというのが
「逆行」と呼ばれる現象です。
今回、8/11日を機に
木星の動きは地球から見て 同じ方向になります。
壮大な宇宙時計は、規則的に動いていて
地球が自転しながら、太陽を公転しているように
また太陽系もこの地球などの惑星を引き連れて、銀河を旅し続けています。
なんて、壮大。
私は小さな頃、この事実を知ったとき
太陽系が旅しているというのも錯覚で、銀河自体が蠢いていているのではないかと
不思議な感覚にとらわれたのを覚えています。
月の満ち欠け、季節の移り変わり、昼と夜というリズムは
リアリティがありますが
もう、太陽系、銀河というと イマジネーションの世界ですね。
木星は、大きな天体で
ギリシャ神話ではゼウス、ローマ神話ではジュピターと呼ばれています。
夜を通して輝き、太陽系で最も大きな天体「木星」。
この大きな天体は、占星術において「幸運の星」とされてきました。
宵の明星、明けの明星 金星より小さく見えますが
太陽系で一番大きな 木星。
夜を通して輝く木星。
この資質が幸運にというイメージに結び付けられてきたのでしょう。
吉凶を知るための「占星術」では 惑星たちは、
「良いもの」「悪い物」「愛」「才能」など
役柄を担わざるを得ませんが、
本来はもっと自由な存在なのだと思います
木星の拡大という象徴は、「満たされることない欲望」の経験から
「足るを知る」ことのプロセスを教えてくれているように私は感じます。
あれもこれも欲しい
あれにも、これにもなりたい
あれも、これも知りたい
欲望は、情熱を喚起させて、行動へと駆り立ててくれる必要なエネルギーだと思いますが
欲望に囚われてしまうのは、永遠に満たされることのない甕に水を汲み続ける罰に似ています。
一度甕にいっぱいになった水を見た人は、甕が水で満たされていないと不安になるのかもしれません。
でも、甕を置いたとき
必要なときに、必要なだけ 水をもらえるということに気がつくでしょう。
手にしていたものを
まだまだ、手放せなくても、分かり切らまくても
あきらめなくてもそれはそれで良くて
それぞれの花が自分のペースで咲くように
ほっておいても芽がでるように
少しずつ、自分が自分になるという プロセスを楽しめばいいということを
感じられるようなことが
これから起きてくるかもしれません。
さて
8月11日
もうひとつ
同時に、「変革の星 」天王星が逆行へ
同時に起こるこのモーション。
面白いです。
天王星については、また後日書きますね