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Diary of C

好きなこと ワインを飲むこと、踊ること、絵を描くこと

冬至を超えて  グレートコンジャンクションの意味

今年、何度も目にした「グレートコンジャンクション」。

 

カタカナ表記で見るとなかなか威力のある言葉ですね。

 

20年に1度の木星土星の合。

つまり、地球から見て同じ方向に二つの星 木星土星が重なったように見える状態のことを言いますが

今年はさらに、地のサインで繰り返されていたこの「合」が

200年ぶりに風のサインに移動すると言うことで、「今世紀最大とも呼ばれる重要な節目」と

星の世界で騒がれていました。

 

昨日の日の入り直後には、暗くなっていく空に輝く2つの星が輝くのが見えました。

肉眼で見ることができ、目にした方も多くいらっしゃったと思いますが

ここまで土星木星が近づくのは1623年以来、400年ぶり

日本では1623年8月 徳川家光の将軍宣下が行われたそうです。

偶然とは言え、ちょうど400年前の日本でも新しいトップが世を治めるというタイミングだったのですね。

 

空に輝く、2つの星を見ると

占星術的な解釈を置いておいても

何かを予兆しているように感じてしまいます。

 

エス キリストが生まれた時に頭上に輝いていたとされる「ベツレヘムの星」の正体は

いまだに解明されてはいませんが、木星土星の合という説もあります。

 

夕闇、突如現れたかのように輝き、夜がやってくるとスッと星空の中に消えていく二つの星。

実際、目の当たりにしてみると、やはりその姿は神秘的で「ベツレヘムの星」とされるのも納得できました。

 

2020年何が起きる起きるだろう、

そして、2020 年の12月22日はどんな世界だろうと

思いながら3年前くらいから意識をしていた日を迎えて思うこと。

 

世界はまだまだ、変化の中にいて

今日と言う日は、他の日と変わらず大切な1日であるということ。

 

素晴らし時代がくる!! 今日は特別な日!

と言う言葉を見ても

一喜一憂する必要はなく、、、。

 

例え、今日が今世紀最大の特別な日であっても

悲しみの中にいる人もいれば、大声で幸せ!と叫ぶような気持ちの人もいて

なんの変哲のない今日を迎えた人もいれば、

苦しみの真っ只中にいる人もいる。

 

今日が今世紀最大と呼ばれる節目ならば

空で珍しい天体ショーを迎えたならば

それは、「自分」にとってどんな意味があるのか

そんな風に思いを馳せるだけで十分だと思います。

 

そこには

ささやかな気づきや

内省や

喜びごとがあります。

 

遙か昔から、人が人とたらしめてきたもの

「イマジネーションの力」。

 

人々は、想像の中で

何か大いなる存在に触れたり

言葉では表現しきれない何かを感じたり

 

広がる星空に畏敬の念を覚えたり

 

自然の中に身を置き、もう1人の自分を感じたりして

 

目に見えるだけの

「現実」と呼ばれる狭い窮屈な枠から自分を解放する。

 

もしも風の時代というものが到来するのならば

 

知らない間に自身を縛っていた「鎖」に気づき

それを解き放っていくような時代ではないでしょうか。

 

今まで、当たり前にあったものがなくなっていく

自由、開放感が生まれると同時に

切なさや寂しさ空虚感も生まれる。

 

どちらか一方だけを見るのではなく

どちらも見ることで

 

過去や未来でなく「今」を見つめることに繋がっていくかと思います。

 

グレートコンジャンクションと呼ばれる今日も

他の日と変わらず、特別で大切な瞬間に満ちているでしょう。