moon

Diary of C

好きなこと ワインを飲むこと、踊ること、絵を描くこと

乙女座新月 

 

9月17日 午後20時 乙女座で新月

 

9月22日の秋分の日を迎える前に起きる「新月」。

 

22日の秋分は、春分「起」夏至「承」の流れを組み

 

「転」のタイミング。

 

秋分を境に変化はさらに加速していくでしょう。

 

前回の満月は「浄化の満月」と呼ばれ魚座のサインで起き

 

実際、空も魚座のサインが持つ「混沌」「カオス」を表すような空模様でした。

 

全てが入り混じる混沌。

 

思いがけず 目の前に展開される「ありとあらゆるもの」。

 

f:id:node0lady:20200917161349j:image

 

 

魚座満月を起点として、乙女座新月に向かい

 

ありとあらゆるものが木星順行の流れを受けて広がり

 

そして その中から自分に必要なものを選び取っていく様な時間の中で

 

今回、今手元にあるものはなんでしょうか?

 

 

風の時代に入ると星の世界で言われていますが

 

「風の様に軽く生きよう」と言われても あまりにも抽象的で

捉え所がない 無責任の様な言葉に思えます。

 

自分らしく、ありのままでいいんだよ と言われても

それが分かっていたらそんな簡単なことはないですね。

 

f:id:node0lady:20200917161428j:image

 

 

「ありのまま」。

 

これは時に「逃げ」の言葉になると私は思っています。

 

生まれたての赤ちゃんや、ヨチヨチ歩きの赤ちゃんが

ありのままだとすれば

 

物ごごろがつく 3歳頃には

もう 「ありのまま」ではいられない現実にぶつかります。

 

ずっと乗っていたいブランコも 順番待ちをしている子に譲らなけれないけないし

 

もっと遊んでいたくても帰らないといけないし、

 

そして 大人になるにつれ 「ありのまま」から遠ざかっていきます。

 

そもそも 人は「ありのまま」ではいられない

 

矛盾を抱えた生き物なのです。

 

今回の乙女座の新月は、「夢」「ヴィジョン」「スピリチュアリティ」「想像力」を司る海王星と向き合う配置を取り

 

コントラストを生み出しますが、そこに安定感を与える形で土星冥王星が寄り添っています。

 

 

乙女座は「整理整頓」「客観性」「実用性」を表し 魚座とは相反する様に一見見えますが

 

アプローチの仕方が全く違うだけで実は、乙女座、魚座は目指す方向性は同じ

 

本来は同じことを願っているのに アプローチが違う人を見ると敵とみなしてしまう。

 

野に咲く咲く花や、自然に自生した花畑が魚座ならば

 

美しい花たちが整然と並べられている花屋が乙女座。

 

どちらの花がいいかなんてどれだけ言い争っても意味はなく

 

例えば、花束を誰かにプレゼントしたいと思った時には それはそこに人工的なアクションが必要不可欠になりまし、

 

散歩の途中に何気なく見つけた道端の花が安らぎを与えてくれたりします。

 

シーンによって必要とされるものが違うということ。

 

そして、時に気をつけなければいけないのが

「ありのまま」は 吸収されてしまうエネルギーだということ。

 

野に咲く花は、野に咲く花だからそこにあるわけで、人に踏みつけられても

雨に降られてもそこにい続けますが  

 

人間はありのままではいられないのです。

 

もし、周りにありのままで自分らしく生きている様に見える人がいたとしたら

決して楽して辿り着いたわけではないということ。

 

試行錯誤、回り道、自分ではないものになったりという様な経験を積み重ねて結果に

「ありのまま」に辿り着いたということ。

 

「ありのまま」「自分らしく」そうしたら人生はうまくいくよという言葉は

人を「曖昧さ」の中に閉じ込める様な呪文になってしまうこともあるかと思います。

 

「ありのまま」のままいると 逆に危険な時もあります。

 

ある種無防備な状態。

 

神話や、様々な宗教、偉人たち それぞれ表現は違えども 遥か昔から伝えてられていることは、

 

人間は知恵や知識を駆使し、自分自身になるために生まれてきたということ。

 

ありのままのトリックはオブラードに包まれていましたが

 

それが徐々に溶かさされつつあります。

 

地の時代から風の時代に移行する背景に

 

魚座の時代から水瓶座の時代への移行とという物語が流れていて

 

そしてその中で幾つもの物語が進行し

 

2020年12月の向けてその伏線を回収していくというプロセスになっていきます。

 

魚座が象徴する「スピリチュアリティ」の古い在り方は前回の満月で解体し

 

そこからメタモルフォーゼを起こしていきます。

 

目に見えないものは、現実的なものとブレンドした時に初めて 存在意義を与えられる。

 

f:id:node0lady:20200917161503j:image

 

 

ありのまま、自分らしさに「意図」を与え現実化していかなくてはいけないということを

 

乙女座新月は宣告しています。

 

まだまだ 不確定要素を大いに孕みぶつかり合うエネルギーが交錯する中、

 

悩みながや、試行錯誤しながら剪定していく時間の中で起きる乙女座新月

 

次の牡羊座満月に向けての土台づくり。

 

めくるめく変わる景色に翻弄されず

 

景色を車窓から眺めるという様なスタンスで。

 

見せてくれる景色の中で本当に必要なものを手繰り寄せ それをこれからの2ヶ月の間で

 

磨きあげていくといいのかなと思います。

 

それでは 素敵な新月をお過ごしください。