8月12日に迎えた水瓶座の満月。
満月当日は、雨が降ったり、晴れたり
その中で、見かけた満月は神秘的でした。
社会とか、年功序列とか、経歴。肩書き、性別、思想
全てのしがらみを解き放ち、「個」として、生きる道を示唆する水瓶座。
水瓶座の星のもとに生まれた魂は、
この世界に自由をもたらすために生まれてきたと、星の世界では
語られたりする。
ただ、全ての物事には、裏と表があり、
自由をもたらすために生まれてきた水瓶座の魂はときに、自由や平等を謳いながらも、自らや世界を縛ってしまうこともある。
「自由でいるために、全てにフェアであるために ひととはこうあるべき」
という、思想に縛られることがある。
物事の裏表は、行きすぎると「悪」と呼ばれる側面を持つ。
これは、水瓶座に限らず、12星座全ての星が持つジレンマ。
例えば、全ての魂に寄り添う魚座は、全てに寄り添うが故に
自分さえもあけ渡し、自らを喪失してしまうことがあるし、
何かを守るために、枠組みを作る山羊座は相手を守ろうとする気持ちがエスカレートし、相手をコントロールを初めてしまうことさえある。
全ての魂に寄り添いたい魚座も
全ての魂を守りたいと願う山羊座も
自由を歌いたい水瓶座も
自らの「想い」に潰されてしまっては 折角のギフトを無駄にしてしまいかねない。
今、天体は 葛藤を生み出す配置をとり続けていて
新しい世界、新しい自分に生まれ変わるための最終儀礼を通過しているような時間にいる。
今まで自分を守ってくれていたものが窮屈に感じ、そこから脱却したいと願う時に、
同時に生まれる「不安」と戦うような時間。
以前 居心地の良かった場所や、人間関係、職場、ルーティン、今までの習慣、お気に入りだった服、例えば、食べ物の好み・・
それらに違和感を感じ、何かが今までと違うと感じるならば
それは、「変化」を促すサイン。
水瓶座に滞在する「土星」と 牡牛座に滞在する「天王星」が葛藤の形を取り続けていて、「変わらないもの」を根底から覆そうとしている。
今までは「自分を満たすもの」を外に求めたら世界は「満たす」何かを与えてくれていたけれど
もう、世界は「在る」というギフトしか与えてくれない。
本当は、最初から外から与えたれたものは幻想に過ぎなかったけれど。
自らを自らで満たす。
満ち足りる。
そろそろ自家発電に切り替えて と 水瓶座の月。
自らを自らで満たすことができるようになると、意識は自然と外側から内側へ向かい、原泉のように溢れて枯渇することはなくなる。
満ち足りた人は、満ち足りた人を知る。
そして、満ち足りた人は満ち足りた人と共鳴する。
満ち足りた人は、人から奪うことはなく 惜しみなく与える。
性別関係なく それは、全ての人に宿る「女性性」。
満ちる月は 完全な女性性そのもの。
もし、満ち足りた感覚がなければ、この満月の力を借りて
自分を満たす感覚を思い出して。
自分を満たすこと。
それは、そのままで「個」であることを思い出すこと。
誰と比べるのではなく、あなたでいることで、自然に内側から満ちていく。
今、星の配置もそして、天候も
ありとあらゆるものが混在している時間を伝えている。
ありとあらゆるものは「あなた」から目を逸らせてしまうでしょう。
今、とても揺らぐ時でしょう。
でも、あなたはあなたにフォーカスして。
「満ち足りる」ことは、「あなたでいること」
「あなたでいる」ことは「満ち足りる」こと
と水瓶座の月は 伝えます。